消化器科のご案内
消化器科では、食べた物を消化する臓器の病気を診断し、治療します。
私たちの消化器は消化管(胃腸)と実質臓器(肝臓・胆嚢・膵臓)の二つに大別されます。
消化管は口から肛門までの食べたものが通る管で、食道・胃・小腸(十二指腸・空腸・回腸)・大腸(上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸)からなり、実質臓器はその消化管に向けて消化液を産生して分泌する臓器で、肝臓・胆嚢・膵臓などからなります。
当院ではどちらの疾患も検査・治療が可能ですので、お腹の不調がおありの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
また、消化器の病気は一度検査をしただけでは原因を見つけることが出来ないことも少なくないため、他の病院で検査したけどよくならない、といったご相談にも対応しています。
経鼻内視鏡とは
従来の内視鏡検査といえば、胃カメラを口から入れ、検査の途中で「オエッ」となり、苦しいイメージがありました。経鼻内視鏡は文字のとおり、鼻からカメラを入れます。
鼻から入れる内視鏡は太さが直径約5ミリ程しかなく、従来の内視鏡の約半分の太さしかありません。「オエッ」となる嘔吐反射も起こらず、以前よりも楽に内視鏡検査を受けることができ、より身近なものとなりました。
また経鼻内視鏡は口から入れる内視鏡検査とは違い、検査中に会話もできるので、安心して検査を受けることができます。
今までの検査が苦しかった方や内視鏡検査を不安に感じていられる方は、一度お試しください。
※内視鏡検査は事前に予約が必要となります。
経鼻内視鏡の特徴
検査中の負担が少ない
鼻からスムーズに挿入できる直径約5ミリの細さです。口から入れる内視鏡と比較しても約半分の太さしかありません。
嘔吐反射が起きにくい
従来の口から入れる内視鏡検査では、舌の根元にカメラが触れ、嘔吐反射が起きていましたが、鼻から入れる内視鏡ならば、舌の根元に触れることがなく、嘔吐反射を起こしにくくなります。従来の内視鏡検査よりもこちら(経鼻内視鏡検査)の方が楽だと言われる方も多くいらっしゃいます。
検査中に会話ができる
従来は口からカメラを入れていたため、会話は不可能でしたが、経鼻内視鏡では鼻からカメラを挿入するので、検査中も医師と会話ができ、よりリラックスした状態で検査を受けることができます。
経鼻内視鏡の流れ
検査前日
夕食は軽めに摂り、21時以降の飲食(水、お茶を除く)は避けてください。
検査当日の朝
飲食(水、お茶を除く)、喫煙、薬の摂取は避けてください。
※日頃から飲まれている薬がある場合はご相談ください。
検査前の準備
検査しやすいように胃の中をきれいにするため、薬を飲んでいただきます。
検査
1.鼻の麻酔を行います。
2.経鼻内視鏡を鼻から挿入し、検査を行います。
3.検査終了
4.麻酔の効果が切れるまでおよそ1時間程、安静にしていただきます。
検査の注意点
麻酔を使用するので、車での来院はご遠慮ください。
検査当日はお時間にゆとりを持って来院ください。